|
|
『設計』とは、クライアントとの対話によって合意を形成し生活の質を向上させようとする行為だと思うのです。クライアントとの対応によって、クライアントから与えられた環境に設計者がクライアントの意をくみながら、それ以上の創意を加え現実の建物に近づけていくのです。
そこで起こっていることが、次世代をつくり出す生活の場の根源であります。現在進行形で未来をかたちづくっているということも考えず、生産合理性のもと、つくり出されたものが主流になってしまっていると思うのです。しかも設計自体が生活を拘束する条件として建ってしまっているものが多々あるように思えてなりません。次世代の未来を見据え、生活のあるべき姿に向かって生活の場となる住宅へとみちびくことが必要であると思うのです。その為に私たちが取り組まなくてはいけないことは、生活の質と環境の質を向上させようという志向に基づき、豊かさをつくり出し発展させ続けることだと思います。
これは、形式的な思考よりも、遊び心を刺激し、クリエイティブな思考を促すよう能動的にかたちづくられるものであり、クライアントがプロセスに関わっていただくために創造的なアクティビティに取り組む機会をつくり出さなくてはなりません。次世代に希望や喜びが持てる生活環境をつくり出すことが基本であると受け止め行動することが、今、私たちの行うべき『設計』だと思うのです。 |
クライアントの関心や問題解決の具現化のために、我々は思考を重ね、新しい価値を創造することに重きを置いています。そのためには、クリエーターが自己表現という主張を消し、生活のために必要なあらゆる要素を考慮し、物質的、精神的要求を満足させる為の環境づくりをコーディネイトすることです。また、社会的価値の視点から、長寿命化の可能性を追求することで、所有意識や満足度も高まると考えています。 |
|